ダブル レインボウ
松浦亜弥の20代最初のフル・アルバムは"言葉"を大事にした、ゆったりと暖かい手触りの作品となった。"無理にがんばらなくてもいい。時にゆだねることも大事だよ"というメッセージが伝わる「今はレットイットビー」、彼女がいる男性に恋をしてしまった、切ない気持ちを描いた「灯台」、女友達とのつながりをテーマにした「ソウルメイト」、彼女自身の「自分の歌がほしいです」というリクエストから生まれたという「女 Day by Day」。本作に収録された楽曲には、"21歳の松浦亜弥"の等身大の姿がはっきりと反映されている。「作り込んだ世界観はいままでたくさんやってきたから、今度はリアルな松浦亜弥を伝えたいなって思います」という彼女にとっても、とても大きな意味を持つアルバムになるだろう。(森朋之)