landmark
Salyu由小林武史担纲制作的第一张全长专辑。 小林武史プロデュースのファースト・アルバム。ソウルフルなふくよかさ、多彩な表情、力強い表現などをあわせもつ実力派の歌い手で、小林はオーガニックな音作りに徹することで、彼女のナチュラルな魅力をストレートに引き出している。スケール感豊かな佳作。 映画『リリイ・シュシュのすべて』の象徴的存在“リリィ・シュシュ”として、揺らぎながらも生命力にあふれた歌声を聴かせた謎多き女性シンガーは、映画の公開から3年の時を経て2004年6月に「VALON-1」でデビューし、“Salyu”としてその存在を現した。デビュー以降は昨今の畳み掛けるようなリリースの速度とは違い、ゆっくりとしたペースで1曲ずつを丹念に紡ぐように、「Dialogue」「彗星」とシングルのリリースを重ね、デビューから1年2ヵ月を要し、ついにファースト・アルバムである今作が登場した。アルバムのタイトルである『landmark』とは“地の位置を知る目印”を意味する。プロデューサー・小林武史の描く、広く雄大な世界のなかで、彼女の歌声はしっかりと地に足をつけ、大いなる存在感を放っている。燦々と降り注ぐ太陽の生命力にも似た歌声の主、Salyuの歌の力を余すことなく感じることのできる一枚だ。 (えびさわなち) --- 2005年07月号