KUBOJAH
Amazon.co.jp デビューしたのは86年だが、実はそれまでにも小泉今日子や田原俊彦らに楽曲を提供していた久保田利伸。本作のタイトル『KUBOJAH』の「JAH」とは、Jehova(エホバ)の略。「パワー・オブ・ラブ」をテーマに、久保田にとってはターニングポイント的な意味合いのあるアルバムに仕上がっている。 音楽的には、全編レゲエサウンドで通しているのが興味深い。ジャマイカのレゲエというより、外から見たジャマイカを描こうとする彼の執念が込められている、こん身の力作だ。(大石みちひろ) 「もうひとりの久保田利伸」と銘打たれたって,ひと度サウンドが流れればファンキーの子{久保田}ボイスがまず浮かび上がってくる。そこからレゲエを主体にしたサウンドに抱かれた彼の生命感とグルーヴ感にその腰と脳みそが刺激され始めるって寸法。