far islands and near places
フランス人作曲家・ピアニストのQuentin Sirjacqの3枚目となるオリジナルアルバムをリリースします。 前作のピアノに焦点を当てた「Piano Memories」よりも、マリンバ、ヴィブラフォン、グロッケンなどのパーカッションが加わる事で楽曲にポリリズムのパターンがもたらされ、全体的にリズミカルな仕上がりになっています。 ピアノや、フェンダーローズ、シンセサイザーの音色を楽曲により選ぶと共に、ジャズやクラシックなどの作曲技法に電子音楽を取り入れた本作は、様々なジャンルがクロスオーバーし、現代のミキシング技術によって構築される新たな音楽の解釈を私たちに与えてくれるでしょう。 遠い異国の地である日本から作品を発表する事を望み、全く違う文化の中で受け止められ、その可能性を模索し、日本で経験したリアリティ、環境、物語を共有し、新たな感覚を開くことで生まれた音楽です。 クエンティン・サージャック自身が「音楽」というものの在り方を模索し続け、幾つもの可能性が混雑し内包された作品がここに完成しました。