空の境界 Vol.7 殺人考察(後)
奈須きのこ原作、新伝綺ムーブメントを招いた全七章からなる物語「空の境界線」の作品世界そのままに全七部作の連続映画として完全映像化!! 第七章(最終章)。 「殺人と殺戮は違うんだ。覚えてる。コクトー? 人は、一生に一人しか人間を殺せないって」 心の底から「特別」になりたかった。その願いが選択を誤らせた。否、あえて過ちへと導かれた。当時、それは最高にして唯一の方法だと信じて疑わなかったのだから。それは4年前のこと。1995年。彼と彼女は出逢う。翌1996年、彼女は眠りに堕ちる。しかし、仄暗く芽生えた思いは、人知れず育まれ続けていた。その二年後の1998年。彼女は目覚め、新たな時を刻みだす。同時に、彼女を得る為の思惑も人知れず蠢いて・・・今、4年後の1999年。彼女をとらえる全ての仕掛けは破綻した、はず、だった。しかし、歯車は狂い出す。4年ぶりに繰り返される通り魔殺人。夜ごとに行われる人殺しは、彼女の内に潜む殺人衝動と、もう何処にもいない「織」を否応なく思い出させていた・・・。 ■第七章サウンドトラックCD付。第七章パンフレット縮刷版、特製ピンナップ2枚、オリジナル特製小冊子を封入。武内崇描き下ろしBOX仕様