悼む人 オリジナル・サウンドトラック
■中島ノブユキ『悼む人』 近年はジェーン・バーキンのワールドツアー音楽監督を務め、大河ドラマ『八重の桜』他、TVドラマやCMの音楽を手がけてきた作曲家/ピアニストの中島ノブユキ。2015年に自身が立ち上げたレーベル “SOTTO” からのリリース第一弾は、映画『悼む人』(原作:天童荒太/監督:堤幸彦)のオリジナル・サウンドトラック。映画音楽としては『人間失格』(2010年公開)以来の第二作目となる。今作ではピアノと弦楽オーケストラを主体にした、静謐かつドラマチックな墨絵のような音空間が作り出された。一曲目は静けさの中、シンプルなピアノのリフレインに導かれて薄氷のような弦楽器のささやきが聞こえてくる。その中から顕れる心に染みこむようなメロディー。このオープニング曲から後半の合唱を含む壮大な「今治の海」まで、映画の進行に合わせて楽曲が続いてゆく。このサウンドトラック盤の為に録音した「今治の海」ピアノソロ・バージョン他、劇中未使用曲も収録。 ■中島ノブユキ 東京とパリで作曲を学ぶ。作曲家/ピアニストとして様々なフィールドで活動。 ソロアルバムとして『エテパルマ』『メランコリア』『clair-obscur』等発表。 2011年よりジェーン・バーキン ワールドツアーに音楽監督/ピアニストとして参加。主な音楽担当作品: 2010 映画「人間失格」 2010 アニメーション「たまゆら」 2011 NHK-BSプレミアム「旅のチカラ」 2013 NHK大河ドラマ「八重の桜」 2015 映画「悼む人」 ■悼む人 2015年2月14日より全国163館(2014/12/26現在の確定館数)にて公開 原作:天童荒太 監督:堤幸彦 音楽:中島ノブユキ 製作:キノフィルムズ 配給:東映ベストセラー作家・天童荒太の直木賞受賞作『悼む人』を堤幸彦が映画化。亡くなった人が生前「誰に愛され、愛したか、どんなことをして人に感謝されていたか」。そのことを覚えておくという行為を、巡礼のように続ける主人公“悼む人”こと坂築静人と、彼とのふれ合いをきっかけに「生」と「死」について深く向き合っていく人々の姿を描いた作品。出会う人たちの「死生観」のリトマス試験紙のような静人に高良健吾。夫を殺した罪に苛まれ続ける女・倖世に石田ゆり子。彼女を追いつめる夫の亡霊を井浦新、新たな命を授かる静人の妹を貫地谷しほり、生からも死からも目を背け偽悪的にふるまい続ける雑誌記者に椎名桔平。最後まで死と闘い続ける母・巡子に大竹しのぶ。(オフィシャルHPより抜粋