cine nuance
粒ぞろいの名曲ばかりだが、中でも「哀しみの大地から」がひと際印象に残る。 この楽曲はテレビの二時間ドラマの主題歌になっているが、ひとえにポップスともクラシックともいえない、とにかく両者の幸福な出会いというか、融合の結果、何か次元の異なる領域に昇華していったような深みと透明感のある曲である。 城之内ミサといえば最近はインストルメンタルばかりだが、この当時はちょっとハスキーで甘い歌声が存分に発揮された魅力的な楽曲多かったように思う。その登りつめた位置にこの「哀しみの大地から」があった。