Waltz For Life ~Song For Children~
继前作「waltz for life will born」之后时隔6年之久,Uyama Hiroto带来续篇「Waltz For Life ~Song For Children~」。 hydeout productions からリリースされた12インチ”waltz for life will born”からおよそ6年。遥かなる旅路を継承するべく立ち上げられた新レーベルから、続編となる命のワルツ”Waltz for Life ~song for children~”がリリース。 2007年にヴァイナルでリリースされ、後にhydeout productionsのレーベルコンピ、”2nd Collection”やUyama Hiroto自身の1st Album ”a son of the sun”にも収録された”waltz for life will born”。「生まれてくる命へのワルツ」と題されたこの曲は、ワルツという舞曲にUyama Hirotoの揺るぎない音楽観と人生観を乗せた、普遍的なテーマで紡がれた傑作として不動の人気を得ている。 それから6年。 故nujabesと共に歩んできたレーベルの根幹とも言えるメンバー、Uyama Hiroto,Segawa Tatsuya,Koizumi Takumiで新たに立ち上げられた新レーベル”roph recordings”(ロフレコーディングス)からの第一弾シングルとしてリリースされる、前作の続編となるワルツ”Waltz for Life ~song for children”。 ハンマーダルシマーのエキゾチックな音色からはじまり、ドラマティックに情景を重ねるように広がる音の世界に強く引き込まれるイントロ。 疾走感を伴いながら荒々しく打ち鳴らされるビートと、Uyama Hiroto節とも言える郷愁感のあるサックスのメロディは、今の時代に生を受け、精一杯に生きる小さい命へのアンセムであり、3拍子のリズムで軽やかにステップを踏むような、生き生きとした生命力に満ちあふれている。 荒々しさの中に通り過ぎるエレガントなピアノフレーズや息をのむ展開など、抜かりのないディテールはUyama Hirotoの想いの強さと深さを映した作品といえる。 アナログ盤のみに収録されているside twoの”After the Dream”は温もりのあるギターフレーズと、煌めくようなピアノフレーズ、叙情的なサックスが相まって多幸感たっぷりに心を解きほぐしてくれる。この曲もまた1st Album “a son of the sun”に収録されている”One Dream”とテーマを共有し制作されており、Side Oneのワルツと共に、作品の延長線上に必然的に生まれた珠玉の2曲である。 盟友との別れ、日本を揺るがす大災害、そして新たな命の誕生と、人生の岐路とも言える数々の出来事の中で結晶化された今作。2006年のリリースから今に至るまでの心境の変化と、より輪郭を増した普遍性を感じる今作は、次なるステージを象徴する、新たな門出に相応しいタイトルとなっている。