東方悠幻奏
今回のVocal曲の中で「色は匂へど散りぬるを」は、当サークルのアレンジで大人気だった「青空に舞え、墨染の桜」同様にかなりよい出来に仕上がっている。 アルバムをきちんと順に聞くと「反魂蝶」のサウンドに続いて曲に入るという拘った演出となっているため、前述した「青空に舞え~」を持っている方は 「青空に舞え、墨染めの桜」→「反魂蝶」→「色は匂へど散りぬるを」 と聞くと、幽々子様との名シーンが目に浮かぶため、ちょっとだけ幸せになれるかもしれません。 残り3曲のVocal曲も出来は良いものの、「60's wind-stars」と「EXTRA BITTER~みょんのうた」はボーカル部分が短く、NonVocal曲も4曲中2曲が2分を切るためちょっと消化不良気味。 前回のFullVocalアルバムと全体の長さとしては余り変わらないのだが、何か物足りなさを感じてしまう。 とはいってもアレンジアルバムとしての出来は良いし、「青空に舞え、墨染めの桜」に惚れてSilverForestにはまった人ならば「色は匂へど散りぬるを」だけのために勝っても損はない出来。