少女A
オリコン初登場順位は40位、1982年10月18日付で最高位5位を記録し、大ヒットする。 ジャケット写真は少し睨みを利かせた様な表情をしているが、実際はサイパンで撮影、暑い中レフ板を大量に当てられ、そんな状況の中でカメラマンに笑ってと言われ、本人は「誰が笑えるか」と思っていたとの事。どうやら素の表情であったようである。 この曲で、TBS系音楽番組『ザ・ベストテン』で初出演し、同番組のランキングで最高位3位を記録。また、同年9月20日には、フジテレビ系の音楽番組『夜のヒットスタジオ』にもこの曲で初出演を果たす。一方でNHKの『レッツゴーヤング』では局側の事情により、歌われることはなかった。 もともとは沢田研二向けに「ロリータ」のタイトルで提供され廃案になった歌詞を書き直したもの。作詞した売野雅勇は、「発想を逆転したら『少女A』ができた」と語っている。 本人は「あまり好きではない」「苦手」などと語るものの、代表曲の1つでもあることからライブのセットリストにはよく組まれている。 歌詞の中に「17歳」というフレーズがある。発売当時の1980年代前半は、女性アイドルの曲の歌詞の中に自身の年齢を入れることが流行していたことがある。 同年10月27日発売のスタジオ・アルバム『バリエーション〈変奏曲〉』に、「少女A」が収録されている。 2002年12月4日リリースのベスト・アルバム『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』、 2006年1月11日リリースのベスト・アルバム『BEST FINGER 25th anniversary selection』で新録した。