HOSONO HOUSE
はっぴいえんど解散後、ソロ活動を始めた細野の一枚目のアルバムである。 このアルバムは、当時埼玉県狭山市のアメリカ村(陸上自衛隊の入間基地がアメリカ空軍のジョンソン空軍基地だった頃に基地所属の軍関係者の住居が建ち並んでいる場所で基地が返還された後、それらの家は安価な賃貸料で貸し出された)と呼ばれていた場所にあった細野の自宅に16トラックの録音機材を持ち込んで作られた。 バック演奏のメンバーは、1972年末まで小坂忠とフォー・ジョー・ハーフで活動していた林立夫、松任谷正隆、駒沢裕城のほか細野と共にはっぴいえんどで活動していた鈴木茂だった。 その後、細野は、林、松任谷、鈴木とキャラメル・ママ(活動途中ティン・パン・アレイに改称)を結成する。 細野は、後にこのアルバムについて「狭山での生活を詰め込んで作った」と語っている。