雨枕 03.未喜~彼の腕で雨やどりしながら囁かれてネムネムしちゃう小さな恋物語~
彼の家でおこなわれた誕生日会。 その後、彼に案内され、二人でゆっくりと庭を散策し、 彼のお気に入りの温室で雨やどりをします。 温室の中には、たくさんの植物。 自然の香りに満たされた温かな場所で二人きり。 そっと手を繋ぎ合い、彼の膝枕で …… ひそやかに言葉を交わし。 やがて訪れる穏やかな眠り …… 。 彼の優しい囁き …… 彼の静かな呼吸音 …… 。 遠く聞こえる雨音 …… 池の水音 …… 。 ほら、もう …… 夢の入り口が見えてきましたよ。 二人で一緒に眠り、同じ夢を見て …… 。 今は大好きな彼と、 とろりと …… ゆったりとした夢の時間を ―― 。