アンサンブル
2000年にリリースされた通算22枚目。前作の延長上にある作品だがヨーロピアンテイストがより深まっている印象がある。参加アーティストも豪華で、前作に引き続き参加のフレンチポップグループのリリキューブ、フランス映画音楽界ではミッシェル・ルグランの後継者といわれるピエール・アデノ、バンドネオン奏者の小松亮太などが雰囲気のあるサウンドを作り上げている。特にデビューアルバム「グレイスカイズ」から数々の作品で共演している坂本龍一のアレンジによる東洋的なオーケストレーションは必聴。(末延仁人)