緋衣草
通算10作目のオリジナルで初CD化。“草花シリーズ”というコンセプトが明確ながら、 なぜか作家陣が最もバラエティに富んだアルバム。全体に和のテイストを感じさせるのは 荒木とよひさ、伊達歩、吉田旺など文学系歌謡曲にもヒットの多い作家が多いためか、 はたまた縦書きの歌詞カードのせいか。ボーナスには'80~'81にかけてのシングル曲を 収録。全体に地味な作りながら、歌謡曲でもポップスでもない、クロスオーヴァーな独特の 雰囲気を醸し出している。ライナーノーツには、「上田成幸」氏のエピソード等を収録。