361°
自問自答ではなく、 明確に 「あなた」 へと向けられた楽曲。 1周まわって、 始まりに戻って来た 「SUPER BEAVER」 が新たな一歩を踏み出す。 『未来の始めかた』 『世界が目を覚ますのなら』 の 2 作品を自主レーベル 「I×L×P× RECORDS」 から発表し、 前作のツアーファイナルでは渋谷 WWW をソールドアウトさせ着実に一歩一歩前に進んできた 「SUPER BEAVER」。 今作は、 イベント制作や DJ 等で活躍する eggman の YUMA が 「murffin discs / mini muff records」 内に発足させた 新ロックレーベル [NOiD] とタッグを組み、 その第一弾アーティストとしてリリースされる。 アルバムタイトルにもある 『361°』 が示すように “一周回って、 始まりに戻ってきた” バンドが経験の上で歌うのは、 繰り返し続けてきた自問自答ではなく、 明確に 「あなた」 へと向けられた楽曲。 収録 11 曲全てが新曲となる今作はSUPER BEAVERの王道ギターロックサウンドを貫きつつ、より鋭利でノイジーな攻撃性と、 ピアノや今作の随所で聴こえるアコースティックギターやコーラスワークが生みだす暖かさの両極が格段に深化。 それらは I×L×P× (アイラブポップミュージック) の通り圧倒的ポップセンスをそのままに、 あたかも当然のように存在し、 個を無視するような社会のシステムへと警鐘を鳴らし、 口にすることを躊躇いがちな愛を歌い、 そして全てが一瞬先の未来、 すなわち” 今” との対峙へと直結していく。 社会や世間、 所謂” シーン” に媚びず、 ただひたすらに己と、 目の前のあなたと向き合い、 結果としてポップミュージックを鳴らし続けて来た 「SUPER BEAVER」 の待望のフルアルバム。