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ONE WORLD
吉川晃司氏は俳優としての顔は知っていった(レディジョーカーの演技は渋くてよかった)のですが、歌手としての顔はあまり知りませんでした。 テレビで聞いたときには「これがライダーの曲か?」と思ったのです。こと「カブト」に関してはYU-KIさんの「NEXT LEVEL」、RIDER CHIPSの「FULL FORCE」というような「クロックアップ」したようなスピード感溢れる曲が添えられているだけに、バラードというのはなぁと思っていました。昨年の「仮面ライダーTHE FIRST」のエンディングで流れたDA PUMPの「Bright! our Future」は作品の雰囲気的に良かったのですが、カブトにはなぁと。 しかしカブト終了後、劇場いっぱいに響き渡ったこの「ONE WORLD」。ヤバイ。泣きそう。映画の最後ではこの曲に合わせて、天道たちの平和な日常が描かれるのですが、それに非常にマッチしている。歌詞も曲も、吉川氏の歌い方もすべてがひとつになって、いうなれば「クロックダウン」したかのような「ゆっくりでもいいじゃない、平和なら」「疲れたならいろいろ思い出しながら歩こうよ」みたいなのがあふれ出している感じ。さらに、サビの部分では吉川氏独特のしゃくりあげるような発声法により、宇宙の広さを感じました。 この歌により、劇場版カブトの感動は二倍に引き上げられたといっても過言ではないと思います。本当に。