Girls! Girls! Girls!
もはや夏の恒例行事、CKBのニューアルバム。 毎度ながら捨て曲一切無し。年々進化を遂げるモンスターのごとく、枯渇することのない才能に驚嘆。 ラウンジ・ジャズのCKB流カスタマイズ(1)、前作収録「タオル」の続編のように甘く切ない(2)、 タイトルからは想像もできないスーパー・クールな(3)、十八番の昭和歌謡ブーガルー(11) ハモンドが唸る(12)、70年代黒人映画サントラ風味のファンク(13)、ジャジーな須永辰緒のMIXで、より諸行無常の感が増す(19)そして本作の白眉ともいうべきラストナンバー(21)は高度成長期より、植木等が憑依したかのような世界に絶句。 こみ上げる切なさ、肥大する妄想、芳醇なグルーヴ、まさに清濁併せ飲み込んだ、めくるめく大傑作! (By Nody)