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21トラック(そのうち、書き下ろしが13曲!)というボリューム感をもつアルバムだが、ソウル、R&B、ロックンロールからボサノヴァ、ヒップホップまでをカヴァーする音楽性と、横山剣の切れ味抜群のソングライティング・センスによって、まったく飽きることがなく、最後までしっかり楽しむことができる。細部にまで神経が行き届いた繊細でチマチマしたアレンジや、大人の男の粋と情けなさがたっぷりつまった歌詞もステキな、一大エンターテインメンメント。「音楽屋」としての底力を見せつけた、佳作。(森 朋之) 各方面で話題騒然のクレイジーケンバンドのニュー・アルバム。ロックにパンクに歌謡曲、抜群のごった煮センスで、前作『グランツーリズモ』を上回る傑作誕生!