CHIAROSCURO
僕達は創る事が楽しかった。 出来る事が広がっていって、それがまるで世界が広がっていくようで。 だからこの世界が好きになった。 だからこの創作が好きになった。 キッカケはいつだって衝撃的で、衝動的で、 僕達を揺さぶるような高揚感がいつだってそこにあった。 AcuticNotesが一周年を迎えてのこの作品は僕達の集大成とも言える。 白と黒、音と映像、そんな二面性を持った僕達はキアロスクーロという名を冠する作品を創った。 正直ここまでに至るまで大変だった。新しい環境や将来ついても考えなくちゃいけない。 でも大好きな創作だけはやめたくなかった。そんなのはまっぴらごめんだ。 雪が降る日に構想を考えた。考えるだけでわくわくした。 桜が降る日に色んな人に声を掛けた。いよいよ形になるんだって思った。 雨が降る日に厳しい現実が突きつけられた。これから活動が出来ないんじゃないかと思った。 それはよく晴れた日だった。僕達が好きだったアーティストの曲を聴いた。 いつだって彼らは未来を見ていたし、彼らの創る曲や映像は鮮烈で衝撃的で、僕達は既に魅了されていた。 そして思い出した。作り出したキッカケを。あの衝撃が体中を巡って、一年前のあの日を思い出した。 小さなキッカケで結成したこのサークルだけど、やることはいつだって本気だった。 環境が変わって、作ることが前より難しくなった。でも、僕達は変わらずに本気で作品を創った。 だから、聴いて欲しい。見て欲しい。 僕達、AcuticNotesのキアロスクーロの名を冠する作品を。僕達の創作を感じて欲しい。