1979
~アルバム「俺がいる」以来、年に一枚のペースで発表してきたエレキのみによる弾き語りシリーズの12枚目にして、完結編。これまでのどの作品も(一筋縄では聴けないが)聴き込むほど味わいが出てくる極上のものばかりだが、その中でもこのアルバムは、そのヴォーカルやギターの粘っこさ、パワーにおいて、最上位にランクされるものだと思う。三上の歌は世俗的なが~~ら崇高で、生の悲しみや、衝動を歌ったものが多いが、その意味でも、このアルバムの味わいはピカイチ。特に「五百子先生と山羊」や、寺山修司がファイティング原田に贈ったという詩に曲をつけた「戦士の休息」は、泣ける。~ (By 佃煮 )