彼女の小さなボルケーノ
アコースティックギターとピアノを中心に作られたこのアルバムは、AMADORIのソングライト能力は勿論 彼女の声や表現力の素晴らしさを再確認出来るアルバムだ。2005年発表のアルバム「Calling!!」発売以降他アーティストのアルバムにゲストボーカル参加したり、カバーアルバムを発表して、その魅力をちょこちょこ見せてはくれていたが、今回のようなオリジナルアルバムを発表するのは、なんと3年半振りである。この間に下北沢のバーや九州や静岡のカフェで、あっためていたオリジナル曲を発表していたようだ。今作のギターは全曲AMADORIが担当しており、参加ミュージシャンに負けない腕前を披露している。アルバムラストの曲「Sunshine after the rain」は弾き語り1発録りで収録されたそうだ。その辺も聴き所である。エレクトロニックなサウンドが全盛の音楽シーンにおいて、アコースティックサウンドそして、シンガソングライターの温もりを感じられる貴重なアルバムです。デジタルな世の中に疲れたとき是非聴いて頂きたい。