Sala Santa Cecilia
フェネスと坂本龍一のコラボレーションで、約19分間の曲が一曲納められています。 坂本龍一という人の音楽性を個人的にはあまり知らないのでアレですが、フェネスのビリビリ、パチパチした音の感触が抑えられ、全体的にはフェネスというフィルターを通す前の原型のような音になっています。 最初は比較的ストイックで抽象的な展開をしますが、12分頃から叙情的な音が入ってきて、陳腐な表現ですが、朝焼けの空に日が差したような、そんな情景を描き出しています。 フェネスにしては長めの曲ですが(もっともLive in Japanは43分一曲でしたが)、全体的に緊張感があって良い曲だと思います。