BASED ON A TRUE STORY
ZEEBRAの2ndアルバム。今でこそ漢やSEEDAのようにUSに負けず劣らずのTHUGな雰囲気を醸す曲をリリースいているラッパーがいるが、当時ここまでヒリヒリとした緊張感を持ったアルバムをリリースしたラッパーがいただろうか?(ハーコー路線であってもスキルが未熟だったり、声に迫力がなかったりで幼稚に聞こえてしまっているラッパーもチラホラいた)音数少なめのダークで引き締まったトラックも相まって、最高にハーコーなアルバムに仕上がっている。 3rdで開花するラグジュアリー系の曲も数曲あるが3rdほどの嫌味はなく、これだけダークなアルバムなのにすんなりと馴染んでいる。 「結婚の理想と現実」はJAPANESE HIP HOPの中で個人的に1、2位を争うクラシック。 USのHIP HOPしか聴かないようなヘッズにもすんなり受け入れられるアルバムなのでは?