Through the Looking-Glass, and What Alice Lost There
kz × Go-qualia “Dissolve Miku Slowly In Waveform”でのVOCALOID企画に続く第2弾となる本作は、VOCALOIDプロデューサーとしてもその独特な世界観や優しさのある楽曲で多くのファンを魅了してきた古川本舗とのコラボレーション。 課題曲は古川本舗の中でも初期作の「Alice」と「envy.」の2曲。この名曲のVOCALOID ver.と古川本舗初のフルアルバム『Alice in wonderword』に収録された星野菜名子、拝郷メイコのボーカルver.の2パターンを素材とし、Bunkai-Kei records主宰のGo-qualiaが手掛けるリミックス集となっている。「鏡の国のアリス」をコンセプトにし、VOCALOIDと人間を合わせ鏡のように分解・再構築を施した楽曲は、それぞれのトラックがすべてループする仕様になっている。VOCALOIDと人間という2つの相反する存在の狭間で、すべては音の波形へと集約される様をリスナーには「鏡の国のアリス」のアリスになったかのようにその音の迷宮を見届けていただきたい。 また本作のジャケットはPixivなどで活動するNEDLOGによる「鏡の国のアリス」からインスパイアされたコラージュ作品、特設サイトは関西を中心にインタラクティブ作品を発表するkezzardrixによる、WebGLを使用し初音ミクをキーボード操作でインタラクティブに分解することが出来るWeb作品となっている。