TELEPATHY
女優として活躍する彼女の1stフル・アルバム。テクノやハウス、制作時はトランスやプログレッシヴ・ハウスなんかも好きだという志向が存分に発揮されたトラックは、ありがちな「女優さんが歌う優しいポップス」とは一線を画す、スペイシーなエレクトロニック・ダンスチューンが満載。特に本人もいたくお気に入りで歌詞も手掛けているタイトルチューン「TELEPATHY」の、ちょっと80年代のエレポップ風味な妖しさ、チープさは日本のダンス・ミュージックでは逆にめずらしい存在感。ボーカルも、イマジネーションを必要とされるサウンドにしっくりくる「声という楽器」として気持ちいい。歌モノ・ハウス、エレクトロとしての中毒性高いです!