銀の子馬

11人編成のビッグ・バンド『モダーン今夜』のヴォーカリスト/ソングライターとして3枚のアルバムを発表。ポップで親しみやすいダイナミックな楽曲が話題を呼び、現在もロングセールス中である。今回、ソロになることで聞こえてくるシンプルな気持ちをただ単純に伝えたいという思いから敢えて小編成に絞り、一人の女性新がソングライターとしての「繊細さ」「やさしさ」「温かさ」に焦点を当てた作品を造り上げた。シンプルでありながら確かな演奏を聴かせてくれるのが、栗原務(リトルクリーチャーズ/DOUBLE FAMOUS)、鈴木正人(リトルクリーチャーズ)、おおはた雄一といった面々。そこに乗ってくる歌は絵本のストーリーをやさしく語りかけるような、温かいまなざしを持っている。一人の女性として今感じている切実な想いを、童謡のような独特の詩世界に込めることで、彼女なりの「今」を表現している。 そして、2006年12月には、永山マキ初の絵本作品『キノとキーナ』(新風社 刊)が発売になる。 JAZZギター弾きの父、民謡を歌う祖母の影響で、幼少のころからピアノ・クラリネット等、楽器に親しみ、さまざまなジャンルの音楽に触れる。同時に詩や本を書いて育つ。日本大学芸術学部文芸学科に在学中、11人編成の大所帯バンド、「モダーン今夜」を結成。作詞、作曲をてがけ、3枚のアルバムをリリース。日本語のもつ普遍的な語感と、ノスタルジックな美しいメロディーの絶妙なバランスで、多くの共感を獲得することになる。絵本のようでいて哲学的な、永山独自の歌詞世界は、オリジナリティーの高い作品として各方面より高い評価を得ている。