Opale
「愛する人」の喪失や悲しみ、それに思いを馳せる素敵な時間、見つめ直すことによって気づくその偉大な美しさ・・本作は、ピアノをメインにこのような「永遠の瞬間」を綴った音詩集。抑制された心地よいトーンの中に、時折鳴り響くピアノの反射音が輝かしい程までに美しい感動的なアンビエント作!! SPEKKからのデビュー作「CYCLA」が瞬く間に売り切れ/廃盤となった待望のレベルのセカンド・アルバム!自身の困難で辛い時期に制作された本作は、ダイナミックな響きをしていた前作と対照的に全体的に悲しみ(でも、優しい)を帯びたトーンに包まれている。さらに前作のコンセプトである「とことん削っては構築をくり返し、最終的に元素材は姿を変え全く新たなものに生まれ変わる。」に対して、今回は英のジャスピアニストLinden Haleや サウンド・アーティストであるKeith Berryのピアノ素材を使い、なるべく元の形を変えずにサウンドスケープへと溶け込ませるアプローチで制作されており全編に渡り、美しいコードが断片的に鳴り響いている。8つの楽曲は全て同じ思想で作られており、まるで1本の曲のようである。前作同様、ジャケ写は妻であり写真家のMaura Wallas作.