Do It!
※解説:若林実 この勢いは止まらない!昨年のデビュー作『ザ・ウェイ・アイ・ライク』で一躍ここ日本でもブレイクを果たしたイタリアが誇るニュー・ジャズ・コンボ、ベラルディ・ジャズ・コネクション。ウッドベースの響きも重厚に、さらにスタイリッシュに洗練されたパーフェクトなセカンド・アルバムが登場! ★ハードバップへの憧憬とヴィンテージなジャズの温もり! 石畳と古びた家々が連なる南イタリアの小都市ターラントを舞台に独自の活動を続けるベラルディ・ジャズ・コネクションはドラマーのフランチェスコ・ロマジストとピアニストのエットーレ・カルッチという2人のプロ・ジャズメンを中心としたジャズ・コンボ。ニュー・ジャズ志向のバンドながらもクラブ・オリエンティッドに流れすぎることのない、ハードバップへの憧憬やヴィンテージなジャズの温もり溢れるサウンドは他のバンドと一線を画するもの。今作ではフェンダーローズの出番が多くなって少しだけモダンに様変わりしたものの基本的なスタイルは前作どおり! ★ハードバップからファンキィ・ジャズ、最高のブラジリアン・ジャズまで! 前作ではナット・アダレイの「Jiva Samba」、ケニー・ドーハムの「Una Mas」カヴァーが注目を引いたが今回の注目カヴァーは女性ヴォーカリストを迎えてリリカルにカヴァーされたティアーズ・フォー・フィアーズの名曲「Change」!ホレス・シルヴァーのファンキィ・ジャズの傑作「The Jody Grind」カヴァーも最高。オリジナルでは何といってもヴォーカリストをフィーチャーした美しくも疾走感溢れるブラジリアン・ジャズ「O Prazer de Ser」が強力にキャッチー。ウッドベースの音色が世界をジャズ色に一瞬で染める冒頭のスウィング・ナンバー「Last Night A Cat Stopped」、郷愁溢れるジャズ・ワルツ「To Brain」、アフロ・キューバンな「Play Kid」など、前作を気に入った人は必ずそれ以上の満足が得られるであろう万全のセカンド!