中島みゆき・21世紀ベストセレクション『前途』 (中岛美雪 - 21世纪精选集『前途』)
今を生きる人々の背中を押し、寄り添う中島みゆきの歌を集めたベストアルバム。 本作のべストアルバムのテーマは、この先も続く21世紀の歩みの中で聴いていきたい中島みゆきの歌。「懐かしがらない」、「前だけを見る」という思いを込めて名付けられた本作のタイトル『前途』に相応しい、珠玉の12曲を収録。 収録されたのは、日本全国に感動を巻き起こし、今や中島みゆきの代名詞ともなっている“地上の星”、“麦の唄”の「NHK紅白歌合戦」歌唱曲。 アーティストに提供した楽曲の中から、チャート1位獲得のTOKIOの“宙船(そらふね)”と、ももいろクローバーZの“泣いてもいいんだよ”のセルフカヴァー曲。人気アパレルブランドのCM曲として宮崎あおいが歌唱し、若い世代にメッセージを投げかけた“Nobody Is Right”。 中島みゆきがライフワークとして精力的に取り組んできた言葉の実験劇場「夜会」の「夜会VOL.18「橋の下のアルカディア」」から、クライマックスの歌唱で感動を呼んだ“India Goose”。また、過去の「夜会」公演を纏め新たに演出・構成された特別なコンサート「夜会工場」から生まれた“産声”など、多彩な曲を収録。そして、最後を締める曲は、これから続く旅を歌った“ヘッドライト・テールライト”。 いずれの楽曲も、回顧的にならず前だけを見ようという意思が込められ、あえて2000年以降にリリースされた全162曲から選りすぐられた。 収録される全曲に、瀬尾一三プロデューサーの元、ロサンゼルスの巨匠、スティーブン・マーカッセンによるリマスタリングが施され、それぞれ異なる年代に発売された各楽曲が、新たな中島みゆきの作品として見事にまとめ上げられた。 さらに、このベストアルバムには、中島みゆき作品史上初となる試みとして本人による全楽曲ごとのライナーノーツを封入。各楽曲が産まれた際のエピソードや作品に込めた思いなど、ここでしか読めない大変貴重な内容。 これからの未来を歩むすべての人々の「前途」をそっと照らすベストアルバム。