イメージと出来事
「アナ」3年ぶりの新作は、バンド史上もっともポップスへと傾倒した11曲入りフル・アルバム。YeYe、アニス&ラカンカなど多彩なゲスト・ミュージシャンも参加。 前作『HOLE』から約3年ぶり、アナの通算5枚目となるニュー・アルバムが完成。11年末にドラマーNOMAが脱退し2人体制になった事で、アナのアイデンティティは「”メロディ”と”詞”のバンド」だと再確認。「とにかく良い楽曲を作っていきたい」という一心で臨んだ今作は、アレンジの端正なまとまり、耳に残るソングライティング、聴き手を選ばない間口の広さという意味で、バンド史上もっともポップスへと傾倒したアルバムになりました。 埋火の見汐麻衣とmmm(ミーマイモー)によるデュオ”アニス&ラカンカ”がコーラスを添えたM-1「永遠だったかもしれない」、若手ブラスセクションに加えTurntable Films谷健人がベース参加したダンサブルなソウル・チューンM-3「妙な季節」、YeYeがフィーチャリング名義で参加したM-4「かなしみのこちら側」。国内シティ・ソウルの探求者たちの息遣いが透けて見えてくるかの如く、ポップスへの眩いまでの信頼と、ポップであることを臆しない力強い決意が刻印された全11曲。国内ポップスの歴史において2010年代の1枚と必ずや位置づけられるであろう、決して忘れえぬ名盤が誕生しました。