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2001年6月にデビュー・アルバム『ガール・トーク』を発表、一躍注目を集めたakiko。デビュー作に続くこの新作は7曲入りのスペシャル・ミニ・アルバム。彼女は大野雄二のマキシ・シングルに参加して「ルパン三世のテーマ」を歌い話題になったが、ここにはその「ルパン三世のテーマ」がオリジナル版とリミックス版の2バージョン収録されている。オリジナル版はホーン・セクションを配したファンキーな仕上がり。それに対して吉澤朔がリミックスを担当したパージョンはクラブ・ミュージック風な仕上がりになっていて、それぞれ楽しい。 とはデビュー作に入っていた曲だが、前者は田中義人、後者は松浦俊夫が再アレンジしたニュー・バージョン。タイトル曲はakikoがはじめて作詞したオリジナルで、打ち込みのリズムをバックに、浮遊感漂う歌声を聴かせる。はデビュー作録音時の未発表トラックで、物憂げに歌っているバラード曲。というわけで、ミニ・アルバムとはいえ、その内容は多彩で盛りだくさんだ。(市川正二) 内容(「CDジャーナル」データベースより) デビュー作『ガール・トーク』が話題となったジャズ・シンガーのスペシャル・アルバム。気鋭のDJやプロデューサーとのコラボレーションでジャズ・ファン以外にもアピールする内容となった。