Waltz for life will born
曾参加制作Nujabes的专辑并在他的巡回演出中表演的Uyama Hiroto的单曲。 Nujabesのアルバム参加、そしてそれに伴うツアーでのライブパフォーマンスでもその重要な役割を担っていた宇山寛人が、その豊かな音楽性と表現力を携えた二つの曲を収録した新作12inch。 彼にとっての正式デビューとなる本作は、勿論Hyde Outからのリリース。 生まれてくる命へのワルツと名付けられたタイトル曲Side A 1.Waltz For Life Will Bornは、申し分の無い素晴らしい楽曲。荒々しいライドシンバルとドラムロールによるワルツリズムにエモーショナルなピアノ、そしてPharoah SandersやJohn Coltraneなどの東洋思想と密接に結びついていたジャズミュージシャンからの影響を垣間見せる優美かつ美しい旋律のソプラノサックスは、日本人の奥底に潜む美意識と共鳴するに違いない。 カップリングとして収録されたSide B 1.Hanabiは、現在7inchのみでリリースされているNujabesのAfter Hanabiに続く夏のモチーフにした"夏の夕暮れのサウンドスケープ"。After Hanabi同様、花火を眺める人々の歓声、聴き手の脳裏にある夏の記憶を徐々にフィードバックさせていくかのように祭り囃子の笛の合奏がごく自然にフェードインからルーピングされ、ハネたドラムブレイクと巧みにフィルタリングされたピアノのリフ、そして時折挿入される花火が弾ける音のSEが更に聞き手の記憶を鮮烈に呼び覚ますワンアンドオンリーな魅力に満ちあふれた夏の風物詩的楽曲。 ただ美しいだけではなく、凛とした力強さや奥ゆかしさに満ちた宇山寛人の楽曲は、人々の心に深く浸透し訴えかけてくる。 この先フルアルバムのリリースを控えた氏の本作は、音楽好きなら是が非でも聴いて頂きたい、後世に残るであろう名盤である。