S・P・O・R・T・S
スクェアの11枚目のアルバムであり、このアルバムからが則竹裕之がドラマーとして参加している。またこのアルバムを最後にベーシストの田中豊雪がスクェアを退団し、次作『TRUTH』から須藤満がベーシストとしてスクェアに加入することになる。また、シングルとして『DROP GOAL』が同時発売されている。 このアルバムが録音されていた頃に伊東たけしのセカンドソロアルバム『L7』がリリースされており、音楽的にもそれまでのスクェア・サウンドとは異なり『L7』の影響を受けており、打ち込みも多く使用された実験的なサウンドであるといえる。その中にあって『LOVE IS IN MY SIGHT』と『OVERHEAD KICK』、『宝島』の3曲は従来のスクェアの音楽を受け継いだ爽やかな楽曲ということもあり、多くのTVやラジオ番組でバックグラウンドミュージックとして使用された。『宝島』は真島俊夫の編曲による吹奏楽のバージョンも存在する。 伊東たけしはこのアルバムにおいて、従来使用していたリリコンと同時に、伊東が特別に注文して製作された「Takecon-1」と呼ばれるウインドシンセサイザーを一部楽曲で使用している。