She's Drunk
2024年にタイムスリップしてきたエレクトロ・ハウスがディスコ・パンクと交わる一瞬。近年のニューヨーク・アンダーグランドシーンで見られるエレクトロ・リバイバルからの影響。さらには、ロック系譜のディスコ、ポスト・パンクのニュアンスも含んだダンサブルな1曲に。曲中に聴こえてくる人懐っこい気の抜けたシンセは、現在ヨーロッパで人気を集めるテック・ミニマルとリンクし、楽曲により濃いファンクネスを注入。歌詞は、週末のクラブでSloppy Diskの2人が体験してきた「DJあるある」を元にしており、そのリアリティがユニークさを与えている。また、カップリングには「長さを変える事でまた違ったグルーヴ感が楽しめる」をテーマに制作されたExtended(長尺)版も収録され、前作以上に野心的に、彼らが青春時代を過ごしたダンス・フロア回帰を狙った作品となっている。