下剋上エクスタシー
本作は2000年4月から6月にかけて行われた椎名にとって初の全国ホールツアー「実演ツアー 下剋上エクスタシー」から、NHKホール公演と福岡サンパレス公演を中心に映像化した作品。特典映像として、NHKホール公演のみ行われたストリングスメドレーを「スペシャル・トラック」として、ツアーのドキュメント映像を「実録 下剋上エクスタシー」として収録している。 曲目は2作目のスタジオ・アルバム『勝訴ストリップ』収録曲を中心に披露。ただし「ここでキスして。」や「ギブス」、「浴室」、「君ノ瞳ニ恋シテル」などの一部の披露曲の収録が見送られた。「依存症」の歌詞にある問題箇所「ヒトラー」部分はライブでは実際に歌われているが、映像化する際はピー音にて被せられ収録されている。また「警告」の途中で椎名が髪を切った後の映像(福岡サンパレス公演)に切り替わるが、それは椎名自身がライブ中に失敗をし、反省と罰として髪を切断したためである。ドキュメント映像でスタイリストにちゃんと整髪されているのを見ることが出来る。 なお、ツアーで披露された新曲「やっつけ仕事」と「ギャンブル」は収録されず3枚組シングル集『絶頂集』にライブ音源が収録された。アルバム収録は後に「やっつけ仕事」は「やつつけ仕事」と名称を変え『加爾基 精液 栗ノ花』(2003年)に、「ギャンブル」は斎藤ネコとの共同名義でのアルバム『平成風俗』(2007年)に収録された。