いろはにこんぺいとう
矢野誠のプロデュースによる作品。一部曲目は、ザリバから見てもデビュー前にあたる1973年に録音された。ティン・パン・アレーから細野晴臣(ベース)、林立夫(ドラムス)、鈴木茂(ギター)が参加した。また、シンセサイザープログラマに松武秀樹が参加し、電子楽器を応用したポップスの草創期の作品にあたる。さらに、2000年代にブルーノート東京を拠点にトリオを組むことになるベース奏者、ウィル・リーが第2曲に、矢野作品への初めての登場をしている。矢野がイルカの模型をかついだ図柄のアルバムジャケットは、写真家の十文字美信による撮影である。