島からの手紙、海からの返事。
ハワイに移住しマイペースな音楽活動を続けている杉山清貴の、前作から約1年4か月ぶりのオリジナル・アルバム。デビュー20周年にあたる2003年のリリースということもあってか、オメガトライブ時代の再演「JOANNA」があったりと、これまでの活動を集大成した色合いが濃い作品という印象を受ける。自身のバンド、KT SUNSHINE BANDとの息のあったコラボレーションはあいかわらずリラックス・ムード満点で、心地よい。 先の「JOANNA」と先行シングル「Wishing your love」は、オメガトライブ時代から数々の名曲を提供してきた林哲司作品で、極上のAORに仕上がっている本盤のハイライト・トラック。ボーナスとして「First Finale」「EXiT」のライヴ・ヴァージョンを収録している。(木村ユタカ) デビュー20周年記念にもなった、1年半ぶりのニュー・オリジナル・アルバム。ライヴ映像のDVD付き。全体的に穏やかでゆったりした楽曲が多く、本人の心の平穏を物語っているよう。が、一方では世の出来事に心痛む心情も表現されている。