涙のリクエスト
チェッカーズ初のヒット曲。売上枚数は67.2万枚。デビュー曲の「ギザギザハートの子守唄」より前にレコーディングされた。同曲の大ヒットにより、「ギザギザハートの子守唄」「哀しくてジェラシー」と共に3曲同時にベスト10入りを達成するなど、当時のチェッカーズは社会現象化する。しかしメンバーは、スケジュールに追われプライベートな時間の確保が出来なくなり、レコーディング時間の不足、アイドル的な扱い、アマチュア時代とのギャップといった苦悩が続くこととなった。 本作を作詞した作詞家の売野雅勇は、「映画『アメリカン・グラフィティ』を見て作った」と語っている。 1stアルバム『絶対チェッカーズ!!』収録バージョンは、アルバムのレコーディングの際に一発録音されたもので、シングルバージョンとはドラムスなどのアレンジのほかに、間奏とエンディングが長くアレンジされ、サビが1回多く繰り返されたりと大きく異なっている。他にPVバージョンも存在する。 テレビ東京の情報番組「おはようスタジオ」では、1984年1月9日にいち早く「涙のリクエスト」が取り上げられた。