AIR
既発シングル5曲すべてをオリコン上位にランクインさせてきたRag Fair。そんな彼らによる初のフルアルバム。1曲を除き、全曲の作詞をメンバーの土屋礼央、引地洋輔、奥村政佳、加藤慶之らが担当。詩にインスパイアーされたという浮遊感あふれるインタールード的楽曲や、英詞と効果的な日本語が溶けあい懐かしい家路を思わせる名曲などの初収録曲に加え、大ヒットシングル曲群(など)ももちろん収録された、聴きどころ満載の作品だ。(谷崎俊太) この6人のハモりは、まるで最新鋭のジェットコースターのように、どきどきワクワクするからフシギ。歌声が辺りにするすると広がって、鮮やかに色づく瞬間が見えるのだ。歌唱力の秀逸さというよりもむしろ、メンバーの個性と個性が混じって生み出される、チームワークの効果か。