熊木杏里《長い話》[MP3_LRC]

[00:00.00]90听音乐网 www.90T8.com  [00:14.97]十七歳のごろは [00:18.07]はやりにみをあずけて [00:21.48]クラブや朝帰りも親の知らないこと [00:28.22]いつも家に帰ると [00:31.69]母は泣きながら [00:35.09]"そんなに家が嫌いか"と裏返った声で言った [00:42.24]ノートの一番最後のページに書いた [00:49.08]将来の夢も浅はかなものでした [01:01.16]18になった頃は　恋に恋をして [01:07.71]ままごとの様な暮らしにうぬぼれていた [01:14.63]2つ年上の彼は口グセのように [01:21.42]"そんなに家族が好きか"と分からないことを言った [01:28.59]財布の中身と終電が終わっても [01:35.23]引き止めてくる彼が好きで別れた [01:47.44]19歳の頃は　自分を知ることと [01:53.97]夢を結んでくれた歌に出会った [02:00.78]父は嬉しそうだった　ギターで歌ってた [02:07.52]それまでにいない家族が増えたような気がした [02:14.75]三度のメシより好きかと聞かれて [02:21.61]画家を目指したことはお蔵入りになった [02:40.73]20歳になった頃は　やけに悲観的で [02:47.17]それがいい事だと勘違いをした [02:53.88]歌うことがそれほど大事じゃなく思えた [03:00.84]何を言ってみても薄っぺらで嫌だった [03:07.84]ぶつかる前に人を遠ざけてた [03:14.68]嘘で始めた笑顔がいつのまにか染み付いた [03:26.86]21になった頃は　人が悲しかった [03:33.38]どこで覚えてきたのか　やり過ごし方を知ってた [03:40.27]それでも涙が出る自分が好きだった [03:46.75]右手でふかしているタバコは消せなかった [03:53.84]黒い服ばかり好んで着てた [04:00.71]だれのようにもなりたくなかった [04:25.14]22になってみても　それほど変わることはなく [04:31.67]ひとつ変わったことと言えばタバコをやめた [04:38.40]強く思うことはとても難しくて [04:45.26]今もまだ自分を信じきれずにいる [04:52.34]なぜ生きてるの　なぜ生きてゆくの [04:59.24]なにもないから　なにかになりたい