[00:00.00]90听音乐网 www.90T8.com [00:00.97]夏風がノックする [00:03.50]窓を開けてみると [00:06.36]何処からか 迷い込んだ鳥の声 [00:12.24]読みかけの本を置き [00:15.12]「どこから来たんだい」と笑う [00:17.68]目隠ししたままの 午後三時です [00:23.65]世界は案外シンプルで [00:26.00]複雑に怪奇した 私なんて [00:30.01]誰に理解もされないまま [00:34.92]街外れ、森の中、 [00:37.33]人目につかないこの家を [00:40.37]訪れる人など居ない訳で。 [00:44.25]目を合わせないで! [00:46.94]固まった心、一人ぼっちで諦めて [00:51.49]目に映った 無機物に [00:53.49]安堵する日々は [00:56.88]物語の中でしか知らない [00:59.96]世界に少し憧れることくらい [01:03.89]許してくれますか? [01:08.87]淡々と流れ出した [01:11.35]生まれてしまった理不尽でも [01:14.67]案外人生なんで。 [01:17.88]私の中じゃ。 [01:20.34]ねぇねぇ、突飛な未来を [01:22.64]想像して膨らむ世界は [01:26.87]今日か明日でも [01:28.97]ノックしてくれないですか? [01:32.99]なんて妄想なんかして [01:35.36]外を眺めていると [01:38.20]突然に聴こえてきたのは喋り声 [01:44.07]飲みかけのハーブティーを [01:46.87]机中に撒き散らし [01:49.06]「どうしよう…」 [01:50.06]とドアの向こうを見つめました。 [01:53.47]「目を合わせると石になってしまう」 [01:57.73]それは両親に聞いたこと [02:00.59]私の目もそうなっている様で [02:06.26]物語の中なんかじゃいつも [02:09.12]怖がられる役ばかりで。 [02:12.09]そんな事知ってる訳で。 [02:18.08]トントン、と響きだした [02:20.83]ノックの音は初めてで [02:23.63]緊張なんてものじゃ [02:26.89]足りないくらいで。 [02:29.59]ねぇねぇ、突飛な世界は [02:31.79]想像しているよりも [02:35.00]実に簡単にドアを [02:38.33]開けてしまうものでした。 [03:03.38]目を塞ぎうずくまる姿に [03:06.18]その人は驚いて [03:08.85]「目を見ると石になってしまう」 [03:11.77]と言うとただ笑った [03:14.31]「僕だって石になってしまうと [03:18.03]怯えて暮らしてた [03:19.83]でも世界はさ、案外怯えなくて [03:22.79]良いんだよ?」 [03:27.13]タンタン、と鳴り響いた [03:29.44]心の奥に溢れてた [03:32.92]想像は世界に少し鳴り出して [03:38.53]ねぇねぇ、突飛な未来を [03:40.94]教えてくれたあなたが [03:44.13]また迷った時は [03:47.69]ここで待っているから。 [04:12.09]夏風が今日もまた [04:15.04]あなたがくれた服の [04:17.59]フードを少しだけ [04:19.50]揺らしてみせた。
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[00:00.00]90听音乐网 www.90T8.com[00:00.97]夏風がノックする
[00:03.50]窓を開けてみると
[00:06.36]何処からか 迷い込んだ鳥の声
[00:12.24]読みかけの本を置き
[00:15.12]「どこから来たんだい」と笑う
[00:17.68]目隠ししたままの 午後三時です
[00:23.65]世界は案外シンプルで
[00:26.00]複雑に怪奇した 私なんて
[00:30.01]誰に理解もされないまま
[00:34.92]街外れ、森の中、
[00:37.33]人目につかないこの家を
[00:40.37]訪れる人など居ない訳で。
[00:44.25]目を合わせないで!
[00:46.94]固まった心、一人ぼっちで諦めて
[00:51.49]目に映った 無機物に
[00:53.49]安堵する日々は
[00:56.88]物語の中でしか知らない
[00:59.96]世界に少し憧れることくらい
[01:03.89]許してくれますか?
[01:08.87]淡々と流れ出した
[01:11.35]生まれてしまった理不尽でも
[01:14.67]案外人生なんで。
[01:17.88]私の中じゃ。
[01:20.34]ねぇねぇ、突飛な未来を
[01:22.64]想像して膨らむ世界は
[01:26.87]今日か明日でも
[01:28.97]ノックしてくれないですか?
[01:32.99]なんて妄想なんかして
[01:35.36]外を眺めていると
[01:38.20]突然に聴こえてきたのは喋り声
[01:44.07]飲みかけのハーブティーを
[01:46.87]机中に撒き散らし
[01:49.06]「どうしよう…」
[01:50.06]とドアの向こうを見つめました。
[01:53.47]「目を合わせると石になってしまう」
[01:57.73]それは両親に聞いたこと
[02:00.59]私の目もそうなっている様で
[02:06.26]物語の中なんかじゃいつも
[02:09.12]怖がられる役ばかりで。
[02:12.09]そんな事知ってる訳で。
[02:18.08]トントン、と響きだした
[02:20.83]ノックの音は初めてで
[02:23.63]緊張なんてものじゃ
[02:26.89]足りないくらいで。
[02:29.59]ねぇねぇ、突飛な世界は
[02:31.79]想像しているよりも
[02:35.00]実に簡単にドアを
[02:38.33]開けてしまうものでした。
[03:03.38]目を塞ぎうずくまる姿に
[03:06.18]その人は驚いて
[03:08.85]「目を見ると石になってしまう」
[03:11.77]と言うとただ笑った
[03:14.31]「僕だって石になってしまうと
[03:18.03]怯えて暮らしてた
[03:19.83]でも世界はさ、案外怯えなくて
[03:22.79]良いんだよ?」
[03:27.13]タンタン、と鳴り響いた
[03:29.44]心の奥に溢れてた
[03:32.92]想像は世界に少し鳴り出して
[03:38.53]ねぇねぇ、突飛な未来を
[03:40.94]教えてくれたあなたが
[03:44.13]また迷った時は
[03:47.69]ここで待っているから。
[04:12.09]夏風が今日もまた
[04:15.04]あなたがくれた服の
[04:17.59]フードを少しだけ
[04:19.50]揺らしてみせた。