[00:00.00]90听音乐网 www.90T8.com [00:14.18]汚れっちまった悲しみに [00:20.32]今日も小雪の降りかかる [00:27.69]汚れっちまった悲しみに [00:33.94]今日も風さへ吹きすぎる [00:41.26]たとへば狐の革袋 [00:44.64]小雪のかかつてちぢこまる [00:47.98]汚れっちまった悲しみは [00:52.48]Hey hey [00:54.71]なにのぞむなくねがふなく [00:58.23]倦怠のうちに死を夢む [01:01.56]汚れっちまった悲しみは [01:06.76]Wo [01:08.54]汚れっちまった悲しみに [01:14.83]なすところもなく日は暮れる [01:31.86]智恵子は東京に空が無いといふ [01:38.69]ほんとの空が見たいといふ [01:45.58]智恵子は東京に空が無いといふ [01:52.23]私は驚いて空を見る [01:59.24]桜若葉の間に在るのは [02:05.91]切つても切れない [02:08.51]むかしなじみのきれいな空だ [02:16.14]智恵子は遠くを見ながら言ふ [02:23.03]阿多多羅山の上に [02:29.86]毎日出ている青い空が [02:36.48]智恵子のほんとの空だといふ [02:44.17]あどけない空の話である [03:07.34]恥の多い生涯を送ってきました [03:14.13]Ah du du du du [03:17.36]Ah [03:20.14]自分には [03:23.35]人間の生活というものが [03:27.48]見当つかないのです [03:33.12]自分は隣人と [03:36.35]ほとんど会話が出来ません [03:40.06]Ah du du du du [03:43.32]Ah [03:46.05]そこで考え出したのは [03:50.36]道化でした [03:52.75]最後の求愛でした [03:58.77]夕立ちが降った或る放課後 [04:01.57]「耳が痛い」と言う竹を見ると [04:05.62]ひどい耳だれで [04:08.35]念入りに耳の掃除をしてやりました [04:13.39]人間失格 [04:18.66]いまは自分には [04:21.65]幸福も不幸もありません [04:25.37]Ah du du du du [04:28.67]Ah [04:31.52]自分はことし [04:34.65]二十七になります [04:38.28]Ah du du du du [04:41.73]Ah [04:44.70]白髪がめっきりふえたので [04:48.44]たいていの人から [04:50.50]四十以上に見られます [04:57.07]子供相手の雑誌だけでなく [05:00.29]駅売りの粗悪で卑狼な雑誌などに [05:04.70]汚いはだかの絵などを画いて [05:08.24]画いていました [05:11.69]人間失格 [05:36.68]やは肌のあつき血潮に [05:43.19]ふれも見でさびしからずや [05:47.93]道を説く君 [05:51.66]乳ぶさおさへ神秘のとばりそ [05:58.51]とけりぬここなる花の紅ぞ濃き [06:09.20]いとせめてもゆるがままに [06:15.65]もえしめよ斯くぞ覚ゆる [06:20.41]暮れて行く春 [06:24.17]春みじかし何に不滅の命ぞ [06:31.72]とちからある乳を手にさぐらせぬ [06:37.55]人の子の恋をもとむる [06:43.54]唇に毒ある蜜を [06:50.41]われぬらむ願い [07:16.12]ある日の事でございます [07:21.80]御釈迦様は [07:24.26]極楽の蓮池のふちを独りで [07:32.33]ぶらぶら御歩きに [07:35.57]なっていらっしゃいました [07:41.32]この極楽の蓮池の下は [07:47.15]丁度地獄の底に [07:49.17]当って当っておりますから [07:51.21]水晶のような水を透き徹して [07:57.23]三途の河や針の山の景色が [08:03.08]丁度覗き眼鏡を見るように [08:08.94]はっきりと見えるのでございます [08:26.87]地獄の底に [08:29.47]カン陀多と云う男が一人 [08:35.13]蠢いている [08:38.52]この男は人を殺したり [08:44.76]悪事を働いた大泥坊 [08:51.83]それでもたった一つ善い事 [08:57.75]蜘蛛を殺さず [08:59.50]助けてやったからでございます [09:02.25]御釈迦様は [09:03.16]地獄の容子を御覧になりながら [09:09.00]カン陀多には蜘蛛を助けた [09:14.00]事があるのを御思い [09:16.05]出しになりました [09:19.78]この男を地獄から [09:21.84]救い出してやろうと [09:25.12]御考えになりました [09:48.68]二人はデッキの手すりに [09:55.09]寄りかかって [09:57.32]蝸牛が背のびをしたように延びて [10:05.53]海を抱え込んでいる [10:10.18]函館の街を見ていた [10:14.53]蟹の生ッ臭いにおいと [10:20.99]人いきれのする [10:23.45]「糞壷」の中に線香のかおりが [10:32.72]香水か何かのようにただよった [10:38.77]ただよった [10:44.52]諸君とうとう来た [10:47.86]長い間長い間俺達は待っていた [10:54.41]半殺しにされながらも待っていた [10:58.40]今に見ろと [11:00.83]しかしとうとう来た [11:07.55]俺達は力を合わせることだ [11:13.77]俺達は仲間を裏切らないことだ [11:20.35]彼奴等如きをモミつぶすは [11:26.71]虫ケラより容易いことだ [11:35.24]「おい地獄さ行ぐんだで」 [11:41.23]「ストライキだ」 [11:56.54]Baby [11:59.33]Oh baby [12:03.08]何時までも何時までも [12:08.56]人形と紙雛さまとをあひ手にして [12:14.49]飯事ばかりして居たらば [12:20.37]嘸かし嬉しき事ならんを [12:26.18]Ah何時までも何時までも [12:32.53]人形と紙雛さまとをあひ手にして [12:38.47]飯事ばかりして居たらば [12:44.46]嘸かし嬉しき事ならんを [12:50.57]ええ厭や厭や [12:53.45]大人に成るは厭やな事 [12:56.40]何故このように年をば取る [13:00.61]最う七月十月 [13:02.66]一年も以前へ帰りたい [13:13.29]Baby [13:15.85]Oh baby [13:29.93]汚れっちまった悲しみに [13:39.97]今日も小雪の降りかかる [13:51.43]汚れっちまった悲しみに [14:01.56]今日も風さへ吹きすぎる [14:13.16]Ho ho ho ho ho [14:32.98]東海の小島の磯の白砂に [14:43.05]われ泣きぬれて [14:46.90]蟹とたはむる [14:53.33]いのちなき砂のかなしさよ [15:03.23]さらさらと握れば [15:07.13]指のあひだより落つ [15:12.69]こころよく [15:14.87]我にはたらく仕事あれ [15:19.50]Hey hey hey [15:22.84]それを仕遂げて死なむと思ふ [15:32.71]友がみなわれよりえらく見ゆる日よ [15:37.71]花を買ひ来て [15:42.76]友がみなわれよりえらく見ゆる日よ [15:47.69]花を買ひ来て [15:49.95]妻としたしむ [15:55.06]一握の砂 [16:13.62]吾輩は猫である [16:17.93]名前はまだ無い [16:24.91]吾輩は猫である [16:29.24]名前はまだ無い [16:36.86]ある穏やかな日に [16:41.32]大きな猫が前後不覚に寝ている [16:48.13]彼は純粋の黒猫である [17:03.43]吾輩は猫である [17:07.76]名前はまだ無い [17:14.70]吾輩は猫である [17:19.06]名前はまだ無い [17:49.54]銀河station [17:50.40]銀河station [17:51.50]銀河station [17:52.68]銀河station [17:53.88]銀河station [17:55.01]銀河station [17:56.20]銀河station [17:57.32]銀河station [17:58.42]銀河station [17:58.79]ジョバンニは [18:00.02]もういろいろなことで [18:01.68]胸がいっぱいで [18:03.51]なんにも云えずに [18:05.21]博士の前をはなれて [18:07.21]早くお母さんに [18:08.68]牛乳を持って行って [18:10.54]お父さんの帰ることを [18:12.42]知らせようと思うと [18:14.33]もう一目散に河原を [18:16.82]街の方へ走りました
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[00:00.00]90听音乐网 www.90T8.com[00:14.18]汚れっちまった悲しみに
[00:20.32]今日も小雪の降りかかる
[00:27.69]汚れっちまった悲しみに
[00:33.94]今日も風さへ吹きすぎる
[00:41.26]たとへば狐の革袋
[00:44.64]小雪のかかつてちぢこまる
[00:47.98]汚れっちまった悲しみは
[00:52.48]Hey hey
[00:54.71]なにのぞむなくねがふなく
[00:58.23]倦怠のうちに死を夢む
[01:01.56]汚れっちまった悲しみは
[01:06.76]Wo
[01:08.54]汚れっちまった悲しみに
[01:14.83]なすところもなく日は暮れる
[01:31.86]智恵子は東京に空が無いといふ
[01:38.69]ほんとの空が見たいといふ
[01:45.58]智恵子は東京に空が無いといふ
[01:52.23]私は驚いて空を見る
[01:59.24]桜若葉の間に在るのは
[02:05.91]切つても切れない
[02:08.51]むかしなじみのきれいな空だ
[02:16.14]智恵子は遠くを見ながら言ふ
[02:23.03]阿多多羅山の上に
[02:29.86]毎日出ている青い空が
[02:36.48]智恵子のほんとの空だといふ
[02:44.17]あどけない空の話である
[03:07.34]恥の多い生涯を送ってきました
[03:14.13]Ah du du du du
[03:17.36]Ah
[03:20.14]自分には
[03:23.35]人間の生活というものが
[03:27.48]見当つかないのです
[03:33.12]自分は隣人と
[03:36.35]ほとんど会話が出来ません
[03:40.06]Ah du du du du
[03:43.32]Ah
[03:46.05]そこで考え出したのは
[03:50.36]道化でした
[03:52.75]最後の求愛でした
[03:58.77]夕立ちが降った或る放課後
[04:01.57]「耳が痛い」と言う竹を見ると
[04:05.62]ひどい耳だれで
[04:08.35]念入りに耳の掃除をしてやりました
[04:13.39]人間失格
[04:18.66]いまは自分には
[04:21.65]幸福も不幸もありません
[04:25.37]Ah du du du du
[04:28.67]Ah
[04:31.52]自分はことし
[04:34.65]二十七になります
[04:38.28]Ah du du du du
[04:41.73]Ah
[04:44.70]白髪がめっきりふえたので
[04:48.44]たいていの人から
[04:50.50]四十以上に見られます
[04:57.07]子供相手の雑誌だけでなく
[05:00.29]駅売りの粗悪で卑狼な雑誌などに
[05:04.70]汚いはだかの絵などを画いて
[05:08.24]画いていました
[05:11.69]人間失格
[05:36.68]やは肌のあつき血潮に
[05:43.19]ふれも見でさびしからずや
[05:47.93]道を説く君
[05:51.66]乳ぶさおさへ神秘のとばりそ
[05:58.51]とけりぬここなる花の紅ぞ濃き
[06:09.20]いとせめてもゆるがままに
[06:15.65]もえしめよ斯くぞ覚ゆる
[06:20.41]暮れて行く春
[06:24.17]春みじかし何に不滅の命ぞ
[06:31.72]とちからある乳を手にさぐらせぬ
[06:37.55]人の子の恋をもとむる
[06:43.54]唇に毒ある蜜を
[06:50.41]われぬらむ願い
[07:16.12]ある日の事でございます
[07:21.80]御釈迦様は
[07:24.26]極楽の蓮池のふちを独りで
[07:32.33]ぶらぶら御歩きに
[07:35.57]なっていらっしゃいました
[07:41.32]この極楽の蓮池の下は
[07:47.15]丁度地獄の底に
[07:49.17]当って当っておりますから
[07:51.21]水晶のような水を透き徹して
[07:57.23]三途の河や針の山の景色が
[08:03.08]丁度覗き眼鏡を見るように
[08:08.94]はっきりと見えるのでございます
[08:26.87]地獄の底に
[08:29.47]カン陀多と云う男が一人
[08:35.13]蠢いている
[08:38.52]この男は人を殺したり
[08:44.76]悪事を働いた大泥坊
[08:51.83]それでもたった一つ善い事
[08:57.75]蜘蛛を殺さず
[08:59.50]助けてやったからでございます
[09:02.25]御釈迦様は
[09:03.16]地獄の容子を御覧になりながら
[09:09.00]カン陀多には蜘蛛を助けた
[09:14.00]事があるのを御思い
[09:16.05]出しになりました
[09:19.78]この男を地獄から
[09:21.84]救い出してやろうと
[09:25.12]御考えになりました
[09:48.68]二人はデッキの手すりに
[09:55.09]寄りかかって
[09:57.32]蝸牛が背のびをしたように延びて
[10:05.53]海を抱え込んでいる
[10:10.18]函館の街を見ていた
[10:14.53]蟹の生ッ臭いにおいと
[10:20.99]人いきれのする
[10:23.45]「糞壷」の中に線香のかおりが
[10:32.72]香水か何かのようにただよった
[10:38.77]ただよった
[10:44.52]諸君とうとう来た
[10:47.86]長い間長い間俺達は待っていた
[10:54.41]半殺しにされながらも待っていた
[10:58.40]今に見ろと
[11:00.83]しかしとうとう来た
[11:07.55]俺達は力を合わせることだ
[11:13.77]俺達は仲間を裏切らないことだ
[11:20.35]彼奴等如きをモミつぶすは
[11:26.71]虫ケラより容易いことだ
[11:35.24]「おい地獄さ行ぐんだで」
[11:41.23]「ストライキだ」
[11:56.54]Baby
[11:59.33]Oh baby
[12:03.08]何時までも何時までも
[12:08.56]人形と紙雛さまとをあひ手にして
[12:14.49]飯事ばかりして居たらば
[12:20.37]嘸かし嬉しき事ならんを
[12:26.18]Ah何時までも何時までも
[12:32.53]人形と紙雛さまとをあひ手にして
[12:38.47]飯事ばかりして居たらば
[12:44.46]嘸かし嬉しき事ならんを
[12:50.57]ええ厭や厭や
[12:53.45]大人に成るは厭やな事
[12:56.40]何故このように年をば取る
[13:00.61]最う七月十月
[13:02.66]一年も以前へ帰りたい
[13:13.29]Baby
[13:15.85]Oh baby
[13:29.93]汚れっちまった悲しみに
[13:39.97]今日も小雪の降りかかる
[13:51.43]汚れっちまった悲しみに
[14:01.56]今日も風さへ吹きすぎる
[14:13.16]Ho ho ho ho ho
[14:32.98]東海の小島の磯の白砂に
[14:43.05]われ泣きぬれて
[14:46.90]蟹とたはむる
[14:53.33]いのちなき砂のかなしさよ
[15:03.23]さらさらと握れば
[15:07.13]指のあひだより落つ
[15:12.69]こころよく
[15:14.87]我にはたらく仕事あれ
[15:19.50]Hey hey hey
[15:22.84]それを仕遂げて死なむと思ふ
[15:32.71]友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
[15:37.71]花を買ひ来て
[15:42.76]友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
[15:47.69]花を買ひ来て
[15:49.95]妻としたしむ
[15:55.06]一握の砂
[16:13.62]吾輩は猫である
[16:17.93]名前はまだ無い
[16:24.91]吾輩は猫である
[16:29.24]名前はまだ無い
[16:36.86]ある穏やかな日に
[16:41.32]大きな猫が前後不覚に寝ている
[16:48.13]彼は純粋の黒猫である
[17:03.43]吾輩は猫である
[17:07.76]名前はまだ無い
[17:14.70]吾輩は猫である
[17:19.06]名前はまだ無い
[17:49.54]銀河station
[17:50.40]銀河station
[17:51.50]銀河station
[17:52.68]銀河station
[17:53.88]銀河station
[17:55.01]銀河station
[17:56.20]銀河station
[17:57.32]銀河station
[17:58.42]銀河station
[17:58.79]ジョバンニは
[18:00.02]もういろいろなことで
[18:01.68]胸がいっぱいで
[18:03.51]なんにも云えずに
[18:05.21]博士の前をはなれて
[18:07.21]早くお母さんに
[18:08.68]牛乳を持って行って
[18:10.54]お父さんの帰ることを
[18:12.42]知らせようと思うと
[18:14.33]もう一目散に河原を
[18:16.82]街の方へ走りました