島田敏
島田 敏(しまだ びん、本名読み:しまだ さとし、1954年11月20日 - )は日本の男性声優である。青二プロダクション所属。新潟県新潟市出身。以前はテアトル・エコーに所属。現在、日本俳優連合常務理事。 身長164cm、体重53kg。血液型はB型。星座はさそり座。 声優としての初仕事は、「バルジ大作戦」の吹き替え。当初は、後学のために同作品の吹き替えに出演していた納谷悟朗と村越伊知郎の付き添いで見学に来たところ、音響監督の春日正伸から突然出演を命じられ、いきなり初アテレコをすることになったとのこと。その後、洋画の吹き替えを何度か経験した後に1978年、『宇宙魔神ダイケンゴー』のユーガー役でデビュー。以降、数々の作品で脇役を演じている。 松尾銀三の没後、『忍たま乱太郎』のヘムヘム役と『スクライド』のビフ役を引き継いだ(『ソニックX』では、『緊急発進セイバーキッズ』に登場するオメガ〈松尾が演じたロボット〉のモデルであるボコーを演じたことがある)。『ちびまる子ちゃん』においては、2010年6月27日放送分より解離性動脈瘤で入院したさくら友蔵役の青野武(2012年4月9日に死去)の後任に選ばれ、同時に『ドラゴンボール改』の神様役も青野の後任を務めることとなった。また、『山猫は眠らない』の「山猫は眠らない クアドリロジーDVDセット」のテレビ版吹替収録においては、追録部分のみ青野の代役を行った。 少年から老人、人間以外のキャラクターまで幅広い役柄を演じる。デビュー当初は二枚目役や冷徹な悪役を演じることが多かったが、後に三枚目役も多く演じるようになった。デビュー作『ダイケンゴー』を始め、ロボットアニメに数多く出演している。「スーパー戦隊シリーズ」では幹部クラスに相当する悪役を演じることが多い。 ゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」では一般兵の声を幾度も演じたことがあり、寺田貴信プロデューサーに「キング・オブ・スパロボ一般兵」と評されたことがある。 『スクライド』においては脚本担当の黒田洋介が「島田さんの声を悪役に使えない」として、瓜核を人情深いキャラクターへと変更した。 2005年劇場アニメ『機動戦士Ζガンダム A New Translation』のアフレコのテスト録音で音響監督にパプテマス・シロッコの役作りが変わっていることを指摘され、昔を思い出しながら改めて丁寧に役作りしたという。シロッコについては彼なりの世界観や正義があったと述べ、自身がやってきた悪役の中でも燦然と輝く際立った役であると語っている。 2013年には、2010年に死去した田の中勇の遺志を引き継ぎ、目玉おやじ役となる。 腰痛を患っており、腹筋と背筋を鍛えるために水泳に通っている。また、同世代で糖尿病を患っている安西正弘への支援を同じ青二所属の田中真弓と共に行っている。