ガール椿
どんなバンド?と聞かれると説明に困るものの、一風変わった音楽性と詞の世界で見る人を引きずり込んでしまうバンド...が、このガール椿だ。 結成までは、Vo.の立木とG.の矢野の2人で、約8年(!)家で歌っていた。人前で何かしようというのではなく、ただ毎週家で歌うだけだったという。 初めて人前で歌ったのも、広島駅近辺の川べりで(階段のある所)人が来たら隠れてしまったとか。 とはいえ、16歳の時からバンドをやろうと言っていた念願かなって、2002年10月ガール椿を現メンバーで結成する。 曲は矢野が作り、詞は立木と矢野の2人で書いている。 彼等の歌っている言葉は耳に引っ掛かるだけでも、独特な世界なのがわかるが、中学~高校の思春期時代の.......(どちらかというと)失敗した事や苦い思いがよみがえってくるような、または、その昔の学園ドラマやマンガで見た世界を彷佛とさせるような気分にさせる。 立木:「2人の頭の中って同じなんですよ。なので、淡々と詞は出来ていく感じ。一つのストーリーとして。」 コンセプトは『ティーンエイジ・コンプレックス』。 "放課後みんな集まる掲示板かきわけて私もその前に、徹夜で買いたラブレター伝えた純情掲示板に貼られた「わかってる...悪いのは好きになった私の方なの...」ダマサレルノハオンナノツミナンダ...." (『心の17ビート』) "だってもう3学期もう会えない時が来るのは知ってたんだけど、あの3年前桜の季節セーラー服についた花ビラ胸に蘇ってドア開いて風吹いて花ビラ舞ってハンドルの上掴もうとしたんだけど僕の手をすりぬけて消えた..." (『ニュー・メモリー・バス』)